🌞“夏休みのお子さま”によくある体調トラブルと薬の使い方
- n s
- 7月1日
- 読了時間: 3分

こんにちは、薬剤師の森重やよいです。
夏休みは、お子さんにとって楽しみがいっぱいの季節。
でも同時に、暑さや生活リズムの変化で体調を崩しやすい時期でもあります。
今回は、ご家庭でもよくご相談をいただく
「夏のお子さんの体調トラブル」と「お薬の上手な使い方」についてお伝えします😊
🌡発熱 – 急に熱が出たとき、どうする?
暑い中での遊びや睡眠不足が続くと、急な発熱を起こすことがあります。
🏠おうちでできること
・まずはしっかり水分補給がとても大切 水分補給は少しずつ、回数を増やして補給してください
・できれば水分補給は経口補水液がおすすめです
・冷やしすぎず、様子を見ながら安静に
・食欲がない場合、無理に食べさせなくてOK
💊薬の使い方
・解熱剤は熱の高さ(38.5°以上の時は使用)と“つらそうかどうか”で判断
・熱がそれほど高くなくても解熱剤は使用しても大丈夫です
・坐薬・シロップ・粉薬の選び方も、お子さんの年齢や状況に合わせてご案内できます
🏥受診の目安
・38.5℃以上の熱が続く
・ぐったりして水分がとれない時はすぐに受診してください
・けいれん、発疹、呼吸が早いなどの異常がある時はもちろんすぐに受診してください
🤢腹痛・下痢・食欲不振 – 夏の胃腸は疲れやすい
冷たい飲み物・アイス・冷房の影響で、お腹が弱りやすい時期です。
🏠おうちでできること
・温かい飲み物や消化のよい食事を意識して
・お腹に湯たんぽなどでやさしく温めるのも◎
💊薬の使い方
・整腸剤、胃腸薬、下痢止めなどは症状に合わせて使い分けを!
※下痢止めはウイルス性の場合は控えた方がよいケースもあるため、相談が安心
🏥受診の目安
・血便が出る、何度も吐く、強い腹痛が続く
・水分がとれない、顔色が悪くなる
🐝虫刺され・あせも – 夏ならではの肌トラブル
外遊びや汗で起きやすい、かゆみ・炎症系のトラブル。
🏠おうちでできること
・すぐに洗い流す・冷やす
・爪を短く切って、ひっかき傷を防止
💊薬の使い方
・虫刺され→抗ヒスタミン軟膏やステロイド外用薬を使い分け
・あせも→弱いステロイドや非ステロイド系クリーム、こまめな汗対策
🏥受診の目安
・赤みが広がる・化膿してきた
・強いかゆみが長引く、熱を持って腫れてきたとき
🤕転んだ・ぶつけた・けがをしたときは?
夏休みは行動範囲が広がるぶん、けがのリスクも増えます。
🏠おうちでできること
・すり傷:流水と石鹸でしっかり洗って清潔に
・打撲:冷やして様子を見る
・出血が多いときは圧迫止血+早めの受診
💊薬の使い方
・消毒薬・ばんそうこう・殺菌軟膏などご家庭用の“救急セット”の見直しもおすすめ
🏥受診の目安
・傷口が深い・異物が入っている
・血が止まらない、腫れや痛みが強いとき
🍀まとめ:大丈夫、薬局も夏休みの味方です
・お子さんの体調不良は、急で不安も大きいもの
・でも、「迷ったら薬局で相談」という選択肢も、ぜひ覚えておいてくださいね
処方箋がなくても、お薬・体調の相談だけでも大歓迎です✨
夏の毎日が、笑顔で過ごせますように
🌿締めの一言
夏休みの“ちょっと困った”も、お薬のことも
いつでも薬局に頼ってくださいね
