🌸この春に出会った“ちょっとうれしい”薬局でのエピソード
- n s
- 5月13日
- 読了時間: 2分
こんにちは、薬剤師の森重です。
春になると、薬局にも「はじめまして」の方が増えてきます。
この春、私が出会ったのは、ある一人の高校生の男の子でした。

🕊初めての処方箋と、ちょっと緊張した顔
その日、カウンターに来てくれた男の子は、手に処方箋を持って、
少しだけ緊張した様子でした。
「こんにちは。初めての薬局ですか?」と声をかけると、小さくうなずいて、
「はい…。親に行ってこいって言われて…」と、照れくさそうに。 (お顔を見ていて思い出したんです。
小さい頃に、ママに手を引かれて、よく薬局に来てくれていた男の子だと。)
きっと、自分ひとりで薬を受け取りに来たのは、初めてだったのでしょう。
その一歩が、なんだかとても頼もしく見えました。
☘️伝えることの大切さと、安心の時間
お薬の飲み方をゆっくり説明して、
「わからなかったら、いつでも聞きに来てね」とお伝えすると、
少しホッとした表情に変わって、「はい、ありがとうございます」と、
しっかり目を見てお礼を言ってくれました。
その一言に、私の方がなんだかあたたかい気持ちになりました。
薬局って、ただ“薬を受け取る場所”じゃなくて、
誰かに安心してもらえる場所でもありたいなと、改めて思った出来事でした。 🌱薬局は“ほっとする場所”でありたい
毎日の中で、ほんの数分の会話でも、そこに小さなぬくもりや安心が生まれることがあります。
「薬のこと、ちゃんとわかってるかな?」
「この人、ちゃんと聞いてくれそうだな」
そんな気持ちに寄り添える場所でいたいと思っています。
🌼おわりに
春は、出会いの季節。
薬局でも、たくさんの“はじめまして”があります。
そしてその中に、「ちょっとうれしい」が、ぽつりぽつりと生まれています。
これからも、そんなひとつひとつの出会いを、大切にしていきたいです。
✨薬局での何気ない時間が、だれかの“安心の場所”になっていたら…
それが、いちばんの喜びです☺️
今日もどこかで、“ちょっとうれしい”がそっと生まれているかもしれませんね🌿
